場面緘黙症(ばめんかんもくしょう)の娘・アラレちゃんは、もうすぐ小学生。
場面緘黙症とは、話す能力はあっても、不安な気持ちなどが原因で話せなくなってしまう状態のことです。
「小学校への入学」というのは、子どもたちにとって大きな環境の変化だと思います。
特に場面緘黙という特性をもつアラレちゃんにとっては、世界がひっくり返るような一大事。
現在、保育園ではかなり順調な生活を送っているアラレちゃんですが、就学を機に、また言葉が出なくなってしまう可能性もあります。
今回は、そんな転換期を迎えようとしているアラレちゃんといっしょに、小学校の見学をしたときの様子や感想などをまとめてみました。
場面かんもくの娘と小学校へ
「特別支援の対象にはできません」
就学相談の結果、このような結論を出されたアラレちゃん。
でも、就学相談の先生からは、「少しでも環境に慣れるために、入学前に小学校を見学してみては」という、とてもありがたい提案をいただきました。
小学校を見学するにあたってのポイントは、事前の連絡です。
小学校の見学前には、あらかじめ必ずアポを取りましょう!
学校行事や先生方の業務など、いろいろと調整が必要な小学校。
特に昨今はコロナ禍で、校内への人の出入りには敏感にならざるを得ないご時世です。
見学日時など細かな点について、事前に確認することが必須ポイントだと感じました。
余談ですが、私が見学のアポを取ったときに対応してくださったのは教頭先生でした。
とても優しく丁寧に応じていただいたので、緊張していた私の心はほぐれたのでした(*´ω`*)
案内してくれた先生
小学校見学の当日。
校内を案内してくれた先生は、なんと特別支援学級担当の先生でした!
アラレちゃんは特別支援の対象には入れなかったのですが、入学後はさり気なく気にかけてくださるとのこと。
ありがたすぎて、先生に後光が差しているように感じました(笑)
緊張のあまり、話すことはおろか動きもぎこちない見学中のアラレちゃん。
見事な場面緘黙っぷりを特別支援の先生にバッチリ見てもらえました。逆に安心です。
小学校の中は…
今回の見学で案内していただいたのはつぎのスポットです。
1年生で利用するのは、上記のスポットのみということでした。
狭い範囲で動線が集中しているので、新1年生の子どもたちも、すぐに馴染めそうな環境です。
さすが、人口が超少ない自治体の小学校。こじんまりとしていて最高です!
これが、都会のマンモス小学校だったら、場面緘黙症のアラレちゃんのみならず、小心者の私のハートも打撃を受けていたことでしょう。
田舎に住んでいて本当によかった…。
場面かんもくの娘と小学校を見学した感想
コロナ禍ということもあり、小学校への訪問を複数回おこなうのは難しくなりました。
でも、一度でもじっくり見学できてとてもよかったです。
アラレちゃんは緊張でカチンコチンでしたが、教室やトイレなどを実際に見られたことで、少し安心感をもてたもよう。
特別支援の先生とアラレちゃんが対面できたことも、大きな幸運でした。
というか、あえて対面できるようにセッティングしていただいた、教頭先生をはじめとする小学校側の皆さんに感謝です…!
「不安を抱いていたよりも、小学校生活は意外とうまくいくのでは」という期待を抱くことができた、実のある小学校見学でした。
入学前の小学校見学、とてもおすすめです。
学校側の都合などもろもろの事情がOKであれば、ぜひトライしてみてくださいね。
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